[cinema] 『ロマンティック・キラー』
頭を空っぽにして空想の世界に浸りたい日もある。ということでレイトショーで昨日公開初日の「ロマンティック・キラー」をみてきました。まだ暑さの残っていた今年の秋のadieu liveの感動を吹っ飛ばすロマンティック ラブ コメディー。古今東西の恋愛映画の名場面を詰め込んで、挙句、長い階段ですれ違うお姉さんの十八番をパクる問題作でした。😅
[cinema] 『落下の王国』
上田映劇で映画『落下の王国 (The Fall)』を鑑賞しました。いつもは常連客ばかりの映画館ですが、映劇の天井やシートのレトロな雰囲気に喜んでいるお客さんをみかけたので、ちょっと違う観客も惹きつける作品なんでしょうね。圧倒的な映像美と人生と映画への賛美と感謝がスクリーンから溢れ出る作品でした。哲学的な難解な作品かと誤解していましたが、大怪我を負ったスタントマンと少女が紡ぐ夢のお話が主旋律。そしてその夢は光と影で紡ぐ映画という落ちサビでした。
[cinema] 『佐藤さんと佐藤さん』
大学のサークルでの出会い、同棲、司法試験浪人、結婚、出産、子育て、そして離婚、とある夫婦の15年間を描いた作品でした。主演は岸井ゆきのさんと宮沢氷魚さん。物語のエンディングはアンハッピーかハッピーかわからなくなった「塞翁が馬」の話のように見えました。わたしはどこか甘いのかな?
[cinema] 『平坦な戦場で』
上田映劇で『平坦な戦場で』を鑑賞しました。スクリーンに映し出されるのは平凡な日常。主人公の女子高生は毎朝、自宅の玄関のドアに鍵をかけて近所の路地を通って登校します。ある出来事の前と後でその景色に変化はありません。しかし変わらない風景の中で二人は傷つき変質していきます。直接的に殺す/殺される、という出来事が起きなくても静かに心が殺されていく世界を戦場と呼ばずになんと呼べば良いのだろうと考えた作品でした。
[cinema] 『果てしなきスカーレット』
世界観や、もしかしたらテーマも『精霊の守り人』と重なる部分があるのかな?と感じました。そして、荒涼とした荒野で砂まみれの主人公が戦う姿は『マッドマックス』や『キングダム』と重なります。と若干ネガティブな感想が重なってしまいましたが、報復の応酬が繰り返されるこの世界で「生きろ!」というメッセージは貴重だと感じました。

